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~中江監督が明かす「教場」シリーズに隠された裏話。あなたはいくつ見抜けましたか?~

この度、映画の大ヒットを記念して、中江監督に伺った「教場」シリーズのトリビアを一挙大公開!
これを読めば教場をドラマから見返したくなること間違いなし!「教場」の世界をより深くご堪能ください。

SPドラマ第一弾「教場」

■警察学校のリアルを再現するために・・・

警察学校というなかなか表には出ない環境が舞台となる「教場」。そんな警察学校のリアルを知るため、主演の木村拓哉さんと中江監督はSPドラマ第一弾「教場」の撮影前に実際の警察学校へ見学に訪れたそうです。お二人が実際の授業や訓練を見て、感じたものが本作には表現されています。ちなみに、警察学校には長期課程(10か月)と短期課程(6か月)があり、「教場」で描かれているのは短期課程の方。短期課程の方には大卒以上の人が集まっているため、年齢もバックグラウンドもバラバラなのだそうです。

■おなじみのシーンのロケ地

警察学校内の様々なロケーションが印象的な本作。そのロケ地にもこだわりが詰まっています。風間教官と生徒が第三教場に向かって歩く際に通るあの長く美しい廊下は毎回宮城県で撮影。生徒たちが毎日訓練や行進に励んだり、卒業式で風間教官と握手を交わす校庭は、静岡県と埼玉県で撮影しています。風間教官が自分と向き合い、時に生徒とも激しい稽古を交わす剣道場も埼玉県で撮影しています。

■生徒キャストは撮影前に2ヶ月間訓練を実施!

美しく息のぴったり合った行進や点検シーンが印象的ですが、もちろん数日間で習得できるようなものではございません。毎作品、生徒キャストは約2ヶ月間に及ぶ訓練を経て撮影に入ります。そんな訓練の最中に、サプライズで木村さんが風間教官の姿で生徒キャストの前に現れるのが毎作品恒例になっているそうです。訓練中も少しも気が抜けなかったことでしょう…
さらに劇中の行進や点検シーンも前半より後半で上達しているのがわかると思いますが、これには実際の生徒キャストたちの成長がリアルに反映されているそうです。ちなみに劇場版の「Reunion/Requiem」の現場では洞口を演じる大友花恋さんが点検の流れをまとめたメモを作って他キャストに配布してサポートしていたそうです。

■生徒の役名に隠された謎

各作品、約30人の生徒キャストが出演する「教場」シリーズですが、あらかじめ役名が決められている生徒以外は、毎回キャスト自身で役名を考えているそう。なので、毎作品数名は役名とキャスト名が同じ方がいます。役名だけではなく、演じるキャラクターのプロフィールや人となりもキャスト自身が考え、紙にまとめて監督と面談をしているそう。このように全生徒キャストが役に入り込んでいるため、食堂や教室で映り込む表情やさりげないセリフが自然に観えるのでしょう。

■実は原作にはない要素!「剣道」と「眼鏡」

風間教官といえば、夜誰もいない剣道場での剣道シーンが印象的ですが、実は原作には全く登場していない要素。これは中江監督が、プライベートを全く見せない風間教官が一人で考え事をするシーンとして、木村さんが剣道経験者であるのも踏まえて入れたそうです。そして風間教官のトレードマークともいえる眼鏡も原作にはない要素。これは義眼を直接見せずにミステリアスさを強めるための中江監督のこだわりだそうです。実は眼鏡のレンズの色味もシリーズごとに異なっているので、是非見比べてみてください!

■車のナンバープレートは要チェック!

中江監督は劇中の美術や小道具にも小ネタを忍ばせる遊び心の持ち主。「教場」シリーズでももちろんその遊び心は存分に発揮されています。例えば、SPドラマ第一弾の「教場」では、大島優子さん演じる楠本がパトカーの清掃をするシーンで登場するパトカーのナンバーが、大島さんのお誕生日である「10‐17」になっています。ナンバープレートの小ネタは他のシーンにも登場しているようで、劇場版の「Reunion/Requiem」にもいくつか登場しているのでぜひ探してみてください!

■生徒のジャージも要チェック!

生徒たちが寮生活の中で着ているジャージは、それぞれのキャラクターに合う色味やデザインになっていて、キャスト自身が学生時代にやっていた部活にちなんでいたりするそうです。劇場版の「Reunion/Requiem」では、あるキャラクターのジャージに、キャストのご両親の名前にちなんだ文字が入っているんだとか。ぜひ探してみてください!

■冒頭の雪山シーンの撮影方法

冒頭の雪山での遭難シーンが非常に印象的だった「教場」。1カットで撮影しているように見える緊迫感あるこのシーンは、ドローン撮影とCGを掛け合わせて実現したそうです。降っている雪もCG。どこまでが実写でどこからがCGかわかりますか?

■明石家さんまさんの出演

シリーズ通して恒例になっているのが、さんまさん演じるコミカルな巡査部長の登場シーン。木村さんとさんまさんの親交が深いのはもちろんのこと、中江監督も過去に作品でさんまさんとご一緒したことがあるそうで、縁あって出演が決まったそうです。出演が決まってから急遽台本を書き換えてさんまさん演じる巡査部長のシーンを追加。御三方の過去作品も観てみると今に繋がる関係性がわかって面白いかもしれません。

SPドラマ第二弾「教場Ⅱ」

■屋上のシーンに隠されたメッセージ

「教場」シリーズにおいて非常に重要な転換点となる屋上での惨劇シーンでは、背景の雑居ビルの様々な店名ネオンが印象に残った方も多いのではないでしょうか。実はこのネオンの看板に「教場Ⅱ」にちなんだメッセージが込められているのです。例えば、「地鶏羽根餃子 亞利喰海」という文字列には、鳥羽と蟻のエピソードを表しており、「恵海 寂寞口琴」は忍野とハーモニカに関するエピソードを表しています。他にもあるので、ぜひ探してみてください。

■枝元の旅館に隠されたメッセージ

「教場」で家業を継ぐために退校した枝元。「教場Ⅱ」では彼女が女将を勤める旅館の歓迎看板が登場しますが、この看板に書いてある文字を左から右に読むと、あるメッセージが…

■「教場Ⅱ」最初の授業の意味

「教場Ⅱ」の最初の授業では、「刃物を持っている相手に対して何と声をかけるか?」と風間教官が生徒に問いかけるシーンがあります。「持っているものを捨てろ」が正解なのですが、これは屋上で遠野が十崎にかけた言葉「そのナイフを離しなさい!」から繋がる内容になっています。

■教場名物・小野の名札回収

生徒が退校した際に、高橋ひとみさん演じる用務員の小野が教室の名札をピンセットで袋に納めるシーンが度々描かれますが、実は「教場Ⅱ」で一人だけ違う袋に名札を納められた生徒がいます。誰だか探してみてください!

連続ドラマ「風間公親‐教場0‐」

■遠野というキャラクター

風間公親の元バディであり、風間が警察学校の教官になるきっかけとなった人物である遠野。実はこの遠野というキャラクターは原作では登場しない人物です。(原作での風間はバディを組む女性警官を守るために目を怪我する)そんな遠野に対する風間の信頼が伺えるシーンが、第6話の車中のシーン。遠野以前の門下生と臨場する際、風間は運転席に座っていますが、これは風間にとって運転を任せる(自分の命を預ける)に値しないということ。つまり第6話で事件を解決した後、風間が運転を遠野に任せたのはそれだけ遠野を信頼していたことの表れです。そしてその直後、二人は屋上へ向かうことになります。

■ブッポウソウの鳴き声

第3話で登場したブッポウソウという鳥の鳴き声。「闇夜に聞くと泥棒が来る」という言い伝えも語られますが、この鳴き声が劇場版の「Reunion/Requiem」でも不吉な予感をもたらすシーンで登場しています。いつ登場するのか、ぜひ探してみてください。

■伊上の衣装

風間の指導官室のデスク担当で、門下生たちの相談役でもある伊上。彼女の自由なキャラクターを表現するため、伊上を演じる堀田真由さんが自ら衣装を選んでいたそうです。

映画「教場 Reunion/Requiem」

■サブタイトル「Reunion」と「Requiem」の意味

Reunion(再結集・再会)には複数の意味が込められており、風間の教え子たちの再結集と、スタッフの再結集。また、風間と宿敵・十崎との再会は果たされるのか?という問いと、意外な人物(平田)との再会。さらには、前作からお待たせしてしまった視聴者と作品との「再会」という意味も込められています。
Requiem(鎮魂歌)は誰から誰に向けての「死を悼み、魂の安息を願う歌」なのか。皆さんにも考えてみていただきたいです。

■場所の名前に隠された謎

前編「Reunion」で若槻と渡部が交番実習をしていた交番の名前は「蒼ヶ丘交番」。これは若槻役の中村蒼さんと渡部役の猪狩蒼弥さんの名前にちなんで「蒼」という字を使っているそう。さらに、冒頭で佐藤勝利さんが訪れる交番の名前にもある意味が込められています。
他にも場所の名前には小ネタが沢山。齊藤さん演じる星谷と浦上さん演じる石黒が再会するコンビニの名前は「ラビコマート」。これは齊藤さんのペットのうさぎの名前にちなんでいるそうです。坂口さん演じる柳沢と濱田さん演じる鳥羽が漁港で遺体を確認するシーン、漁港の名前には坂口さんにまつわるトリビアが隠されているので、ぜひチェックしてみてください!

■風間の教え子たちの現在の様子

過去シリーズから風間の教え子たちが再結集するのも本作の大きな見どころの一つ。鐘羅の変わらない口癖や、中込のタバコのある変化など、それぞれの昔と今に注目してみるのも面白いかもしれません。

■矢代の父の声は…

エンドロールを見てお気付きの方も多いかと思いますが、電話越しに聞こえる矢代の父の声の正体は生瀬勝久さん。木村さんや中江監督とも繋がりの深い生瀬さんの声のみの贅沢な出演となりました。

■石黒の不気味さの作り方

「Reunion」で過去シリーズも含めて屈指のインパクトを残した浦上さん演じる石黒。彼が星谷に見せた例のポーズはあらかじめ決められていたわけではなく、浦上さんと監督が話す中で生まれたアイデアでした。そして石黒と星谷のお揃いの靴のサイズは、実際の浦上さんと齊藤さんのサイズの間のものを用意していたそうです。浦上さんは演じている最中、実際に足の指を丸めていたかもしれません。

■星座にまつわるトリビア

続けて石黒と星谷の靴に関するトリビアですが、靴のロゴはオリジナルで作ったものになっていて、齊藤さんがおとめ座であることにちなんで、おとめ座のマークを回転させたものになっています。実はこの他にも本作には星座にまつわるトリビアが隠れていまして、「Reunion」で佐藤勝利さん演じる矢代がある物に触れる際に登場します。ぜひ探してみてください。

■あの名作との共通点

松本幸四郎さんと波岡一喜さんは、木村さんと中江監督がタッグを組んだあの名作ドラマ「プライド」と同じ役名で出演しています。坂口さんも含め、「プライド」チームの再結集に胸が熱くなった方も多いのでは。

■卒業式のシーンの撮影方法

「Requiem」のクライマックスを飾る卒業式での爆破シーン。実はこのシーン、3か所(全体・壇上・花の爆発)で別々に撮影し、後で合成して作ったシーンになっています。

■風間教官の眼鏡にひびが入っているシーンには元ネタが…

卒業式での爆破によって風間の眼鏡にはひびが入りますが、この様子は脚本の君塚さんのアイデアで、ダスティン・ホフマン主演の映画『わらの犬』のポスタービジュアルをイメージしたそう。「Requiem」のポスタービジュアルにも活かされています。

■カメレオン俳優・林遣都

本作で最大級のインパクトを残した平田を演じた林遣都さん、実は本作の撮影中に向かいのスタジオで福原遥さん主演のドラマ「明日はもっと、いい日になる」を撮っていました。そちらの作品では児童福祉司の好青年を演じているのに、「教場」ではうって変わって強烈なサイコパス役。同時期に全く違う役を演じ分けたカメレオン俳優っぷりにスタッフ一同驚かされました。

■十崎の妹・紗羅について

劇中に登場する十崎の妹・紗羅の写真は、紗羅が児童養護施設を出て引き取られた時のもので、彼女は名前を変えて南足柄市の民家で後見人の女性にかくまわれていたそう。その後見人は写真に写っている女性で、「Reunion」ラストに登場した女性と同一人物です。

■「心得」手ぬぐいの誕生秘話

真夏の撮影現場で暑さ対策として濡らした手ぬぐいを首に巻いているスタッフを見た木村さん。それをきっかけに、木村さんご自身が直筆で「心得」という文字を書き、その文字が入った手ぬぐいを作って全てのスタッフに配布してくれました。その手ぬぐいが映画公式グッズにもなっているので、ぜひ皆さんお買い求めください。

■木村さんのクランクアップ時、サプライズで…

木村さんのクランクアップは剣道場でのシーン@埼玉県でしたが、そこに生徒たちがサプライズで駆け付け、花束をプレゼントしました。撮影前の訓練時にサプライズで来てくれた木村さんへの恩返しのようでもあり、教官と生徒たちの信頼関係が垣間見える一幕でした。

■出演者クレジット表記について

後編「Requiem」には佐藤勝利さんと浦上晟周さんは出演していませんが、「卒業できずに辞めていった者も私の生徒だ」という劇中の風間教官のセリフを尊重し、出演者のクレジット表記には名前を入れています。一方で、観客の方に映画館で観て驚いていただきたいという意図で、平田を演じる林遣都さんのお名前は入れていません。本作はエンドロール後にもサプライズが用意されているので、ぜひ出演者のクレジット表記にも注目して見てみてください。